島根県立石見美術館 企画展「芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」

趣旨説明
幕末から明治時代を経て近代化への道を進んだ日本。その激動の時代を乗り越え、まさに「絵の鬼」として時に激烈な、時に静謐な浮世絵を世に送り続けたのが、月岡芳年(1839~1892)です。
本展は、国内屈指の芳年コレクション・西井コレクションにより、初期から晩年に至るまでの代表作を網羅した大回顧展です。歌川国芳に入門して浮世絵を学んだ芳年は、時代の移り変わりにあわせ西洋画の研究も行い、人物描写や画面構成において近代的な感覚をみせました。その大胆な構図、鮮やかな色彩、人物のアクロバティックなポーズは、現代の目で見ても驚かされるものばかりです。このたびは武者絵、美人画、歴史画など幅広いジャンルから約250点を紹介します。芳年の巧みな技と豊かな想像力を存分に味わえる、またとない機会です。

開催日時
2016年 12月 23日 から
2017年 2月 13日 まで

開催場所
島根県益田市有明町5番15号
島根県芸術文化センター「グラントワ」内

島根県立石見美術館

【休館日】毎週火曜日(ただし1月3日、1月31日は開館)、12月28日~1月1日

参加費用
当日券 ※()内は20名以上の団体料金
〇一般
・企画展:1,000円(800円)
・企画展・コレクション展セット:1,150円(920円)
〇大学生
・企画展:600円(450円)
・企画展・コレクション展セット:700円(530円)
〇小中高生
・企画展:300円(250円)
・企画展・コレクション展セット:300円(250円)

※前売券/企画展・コレクション展セット 一般:900円
※障害者手帳保持者及び介助者は入場無料

関連プログラム
◆開催記念講演会「芳年と芳のつく絵師たちの時代」

[日時]12月24日(土)14:00~15:30
[講師]木下直之(東京大学教授、文化資源学)
[会場]講義室
[定員]当日先着50名 聴講無料/申込不要

◆グラントワteaガーデン「福茶」
お正月にふさわしい、おめでたいお茶をお楽しみください。
[日時]1月2日(月)11:00~
[会場]美術館ロビー
[定員]先着100名/無料※企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要。

◆グラントワteaガーデン「芳し茶」
香りのよい緑茶でおくつろぎください。
[日時]2月4日(土)11:00~
[会場]美術館ロビー
[定員]先着100名/無料※企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要。

◆ギャラリートーク(学芸員による作品解説)
[日時]12月25日(日)、1月3日(火)、1月7日(土)、2月12日(日) 
各日14:00~ 申込不要(展示室前集合)
※企画展観覧券またはミュージアムパスポートが必要。

芳年×芸能まつり
◆浮世絵×ダンス×石見神楽「ウキウキ浮世絵、ヨシヨシ芳年」
展示作品を題材としたコンテンポラリーダンスと石見神楽のコレボレーション。アクションあり、笑いありのステージです。
[日時]1月22日(土)14:00開演(13:30開場)
[出演]藤田善宏(ダンサー・振付家)、益田市石見神楽神和会、坂本頼光(活動写真弁士)ほか
[会場]グラントワ小ホール
[定員]400名 入場無料
※ただし企画展観覧券(半券可)またはミュージアムパスパートが必要

◆益田糸操り人形公演「伊達娘恋の緋廉子八百屋お七の段」
芳年も描いた「八百屋お七」の物語を、島根県無形民俗文化財・益田糸操り人形によりお楽しみいただきます。
[日時]1月28日(土)14:00~
[出演]益田糸操り人形保持者会
[会場]美術館ロビー 鑑賞無料

◆平家の語りと琵琶の調べ
芳年も数多く描いた「平家物語」の名場面を、琵琶の音色とともに語ります。
[日時]2月5日(日)11:00~/14:00~(2回公演)
[出演]荒尾努(平曲弾き語り奏者)
[会場]美術館ロビー 鑑賞無料

入場特典
芳年ヒーローズ・トレーディングカード
芳年作品の主役たちが展覧会オリジナルのトレーディングカードに!入場の際1枚カードを引いていただきます(おひとり1日につき1回)。どんなヒーローに会えるかな?カードの点数を8点以上集めた方には、特製「かがやく20種類コンプリートカード」をプレゼント。

URL(ホームページ)
http://www.grandtoit.jp/museum/exhibition/special/yoshitoshi/index.html

問い合わせ先
所属 芸術文化センター総務広報課
電話 0856-31-1860
FAX 0856-31-1884
電子メール geibun1@pref.shimane.lg.jp