島根県立石見美術館 コレクション展「木からうまれる美術」

趣旨説明  古来日本人は、最も木を身近に活用してきた歴史と文化を持っている。それは、家屋や神社仏閣、橋や生活道具など、その場の環境と需要に応じた形で用いられてきた。美術においても同様である。素材にしたり、版にしたり。木材本来の性質を見極め、その豊富な種類を活かし、様々な表現方法の試みが行われてきた。  今回は、木を版にした木版画と、木を素材にした彫刻を中心に展示紹介する。木の温もりを感じながら 続きを読む

島根県立石見美術館 コレクション展「草間彌生」

趣旨説明  草間彌生は、現在も国際的に活躍している日本を代表するアーティストです。少女時代、幻覚に触発され絵を描き始めた草間は、1957年に単身渡米しアメリカで新進の画家として注目を浴びます。無限に反復する網の目と水玉をモチーフにした絵画や彫刻、布製の突起物のついたソフト・スカルプチュア(柔らかい彫刻)、インスターレーション、ハプニングなど、60年代のニューヨークで、先鋭的な活動を展開しました。 続きを読む

島根県立石見美術館 開館10周年記念 特別展「ようこそ美人画館へ」

趣旨説明  「ようこそ美人画館へ」と銘打った本展では、展示室を「館」に見立てて、訪れた方には様々な部屋をめぐりながら女性たちを訪ね歩いていただきます。  島根県立石見美術館では、美術作品収集方針「ファッション」にちなみ、各時代の女性の装いを反映した、多彩な作品を収蔵しています。このたびは開館10周年を記念し、当館のコレクションにおいてひとつの核を形成している女性像から、日本画、洋画、約40点を 続きを読む