趣旨説明
　1920-30年代を代表するファッション・デザイナー、マドレーヌ・ヴィオネ。布地を斜めにすることで布の伸縮性を引き出す、バイアスカットという技法を生み出しました。それは衣服が、人の身体に自然に寄り添い、なじむようにと考えだされた技法で、布で身体をどう捉えるか、という点でそれまでの考え方を根底から覆す、大変画期的なものでした。着心地がよくエレガントであることが追及された彼女の衣装は、流行を追うことやそれを生み出すことから距離を置くこととなり、その結果、同年代のデザイナーはもちろん、今日のデザイナー達にも強い刺激を与える普遍的な魅力を獲得しました。
　本展では衣裳4点をはじめ、未来派のアーティストとして知られるタヤートが手がけた、ヴィオネの衣装を紹介する版画など全24店の作品でヴィオネの仕事をご覧いただきます。

開催日時
2015年 9月 9日 から
2015年 10月 26日 まで

開催場所
島根県益田市有明町5番15号
島根県芸術文化センター「グラントワ」内

島根県立石見美術館

【休館日】毎週火曜日　（ただし9月22日は開館）

参加費用
一般：300円（240円）
大学生：200円（160円）
高校生以下は無料
※（）内は20名以上の団体料金
※障害者手帳保持者及び介助者は入場無料
※コレクション展と企画展を同日に入館される場合はコレクション展の観覧料が半額になります。

問い合わせ先
所属　芸術文化センター企画広報課
電話　0856-31-1860
FAX　0856-31-1884
電子メール　geibun1@pref.shimane.lg.jp