島根県立石見美術館 特別展「出雲焼の輸出陶器」

趣旨説明
島根県出雲地方の陶器はかつて欧米へ盛んに輸出されていました。なかでも現在の松江市玉湯町の布志名焼は、その代表的なものでした。
明治中期には、国際的に最も評価の高い陶磁器のひとつだったアメリカ・シンシナティのルックウッド・ポタリーの釉下彩の技術を取り入れ、黄釉に優美な釉下彩画を施した陶器の開発に成功します。この黄釉に釉下彩画の陶器は、国内向けのものもつくられ出雲焼は大きく発展することになります。
本展では、これまで取り上げられる機会の少なかった釉下彩の陶器に加え、その前後の特色ある様式の出雲焼の輸出陶器約30点をご紹介します。
島根県の明治期の優れた陶芸をご鑑賞いただける機会となりましたら幸いです。

開催日時
2015年 1月 28日 10時 0分 から
2015年 3月 23日 18時 0分 まで

開催場所
島根県益田市有明町5番15号
島根県芸術文化センター「グラントワ」内

島根県立石見美術館

【休館日】毎週火曜日

参加費用
一般:300円(240円)
大学生:200円(160円)
高校生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金です。
※障害者手帳保持者および介助者は入場無料
※特別展と企画展を同日に観覧する場合は、特別展の観覧料が半額になります。

講演会
『近代出雲焼と日本陶磁器の流れ』
日時:2月14日(土)14:00~15:30
会場:講義室
講師:高木典利
(美濃焼 平正窯、近代国際陶磁研究会 顧問)
申込不要/先着50名/聴講無料

近代陶磁器の研究者、またコレクターでもある高木典利氏に、日本の近代陶磁の歴史における出雲焼の輸出陶器の特色についてお話しいただきます。

問い合わせ先
所属 芸術文化センター企画広報課
電話 0856-31-1860
FAX 0856-31-1884
電子メール geibun1@pref.shimane.lg.jp