島根県立石見美術館 コレクション展「石見根付」

趣旨説明
 根付は江戸時代、印籠やたばこ入れ、巾着などを帯からさげて携帯するときに、提げ紐の上端につける留め具として使用されたものです。ここ石見地方では、江津市の清水富春(1733~1810)一派を中心に独特のスタイルの根付が生みだされました。石見派の根付は、猪の牙や海松など他の地方の根付では見られない素材を多く用い、蜘蛛や百足などの小動物や、和歌にちなんだ意匠などを彫刻した洗練されたデザインが多いことが特徴です。
 この石見根付の研究に尽力されたのが、江津市の教育研究家・七田眞氏(1929~2009)です。七田氏は清水家一門とその周辺の根付作家の伝記研究および作品の蒐集に大きな功績を残されました。七田氏のコレクションは遺志により江津市に寄贈され、現在、当館に寄託されています。七田コレクションと館蔵品の石見根付を中心に、愛らしい根付の美をご覧ください。

開催日時
2015年 6月 11日 から
2015年 9月 7日 まで

開催場所
島根県益田市有明町5番15号
島根県芸術文化センター「グラントワ」内

島根県立石見美術館

【休館日】毎週火曜日

参加費用
一般:300円(240円)
大学生:200円(160円)
高校生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金
※障害者手帳保持者及び介助者は入場無料
※コレクション展と企画展を同日に入館される場合はコレクション展の観覧料が半額になります。

問い合わせ先
所属 芸術文化センター企画広報課
電話 0856-31-1860
FAX 0856-31-1884
電子メール geibun1@pref.shimane.lg.jp